コチニール
- 2018.02.16 Friday
- 08:21
ペルー、メキシコ原産のサボテンにつくカイガラムシ「コチニール」
乳鉢でスリスリすりつぶしてから糸染めをします。
こんな小さな虫が美しい色を秘めているなんて…
自然は不思議がいっぱい、そしてなんて神秘的なんだろう…。
黒への思考
- 2018.02.03 Saturday
- 12:45
思い描く黒には中々染める事ができず
ストックがこのグラデーション色でいっぱいになってしまいました。。。
尊敬する染織家や恩師、職人さんたちは
1つの染料を10年ぐらいを一区切りとして染めてみて、やっと
この色の事をほんの少しだけ分かった気がするとおっしゃられます。
まだまだ私は、染織のどの部分を取ってもピヨピヨのひよっこ。
続けてみて、少しは何かが見えてくるかもしれない、
と、そう信じています。
黒
- 2018.01.15 Monday
- 08:17
雉始雊(ちはじめてなく)
雄のキジが、雌を求めて鳴く頃。
寒いですね、気をつけてお過ごしくださいね。
織作業と並行しながら染作業を進めています。
墨に五彩あり
中国では墨(黒)のなかにはすべての色が含まれていると説いた。
伝統的な天然染、化学染、特に黒染に関しては
どちらも網羅されている染工場へ
年末に2日間お仕事を拝見、勉強させてもらいました。
美しい黒を見た後は
自分が染めた色が薄っぺらく…
何かが足りないと感じてしまいます。
水墨画の墨一色で、様々な色や奥行きを感じられるような
そんな黒が染められるといいのですが
色を染めるのは毎回難しい…
ですが、少しずつ前へ進めればと、思います。
黄檗 2
- 2018.01.06 Saturday
- 15:06
黄檗染
奈良時代、仏教の伝来によりおびただしい数の経巻が作られたそうです。
正倉院宝物の記録にもあるとのこと
経典の写経には、防虫効果、また墨の線が生きるとの理由で
多くを黄檗で染められた手漉き和紙を使っていたそうです。
黄に墨の黒、なんて美しいのだろう、妄想が膨らみます…
という事で1度染めてみたかったのです、黄檗色の紙を。
夫が奈良出身(どうでもいい事ですが)という事もあり
奈良の吉野杉の間伐材の手漉和紙を名刺に使っています。
それがちょうど切れたところでしたので黄檗で染めてみました。
1枚ずつ違う仕上がり、アナログな名刺ですがしばらくはこの色で。。
初染め
- 2017.01.15 Sunday
- 01:25
雉始�胙(きじはじめてなく)
雉の雄が雌を求めて鳴き始める頃。
最強寒波到来だそうで
一段と寒いここ数日。。。
今年初めての糸染めは刈安で
菜の花、ミモザ、たんぽぽ、スズナ、山吹。。。春の花
春よ来い来い、春よ来い
ああ、寒い
今日も寒い一日になりそうです。