クサティムイII (イノー)

  • 2017.11.02 Thursday
  • 19:29




受賞作家展に出品させていただいた作品です。





クサティムイII (イノー)

祖霊神とは、村の鎮守の神であり、村人からすれば腰当神である。
それが鎮座している御嶽のことをクサティムイ(腰当森)という。
クサティ(腰当)とは、幼児が親の膝に座っている状態と同じく
村人が祖霊神に抱かれ、その膝に坐って腰を当て
なんの不安もなく安心しきってよりかかっている状態の事。
ムイは森の事。
クサティムイを背にし村が成り立ち
その前には恵み豊かなイノー(リーフ)広がる海がある。
美しい故郷の原風景。






春は御嶽のある森をイメージした作品でしたが
今回の作品は
その前に広がる豊かな珊瑚広がる海
(沖縄ではイノーと言います)をイメージしました。









自分ではよく分かりませんが
作風の中で色の事を褒めていただく事が多く
でもそれは才能ではなく
生まれ育った環境、美しい海や空、森や風、眩しく明るい光、香り…
それが心に焼き付いており、それをただ糸に染めているだけの事です。
戦後70年近く、戦争で焼きつくされた自然がやっと
元の姿に戻ろうとしているところ
木々が生い茂る森やサンゴの森を壊し
高江のヘリポート建築や辺野古の基地工事が始まっています。
それは自分をも壊されているようで張り裂けそうな気持ちになります。
観光地だけが脚光を浴びる沖縄ですが
蓋を閉めて見たくない部分もある事も…知ってほしい。
そして、安心して寄り添って生活できる美しい自然を壊さないで、とも。
少しでも、そんな想いにも寄り添っていただけましたら、幸いです。
(春の作品「クサティムイ」より)





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